学校生活

2022年12月の記事一覧

進路プランニングⅠ中間発表会

 12月16日、1学年の進路プランニングⅠ中間発表会を行いました。
 今年度の1学年の進路プランニングは、群馬県が実施している『令和4年度ぐんまSTEAM教育推進事業』のサポートを受け取り組んでいます。2学期はSDGsに関して前橋市が抱える8つの課題をテーマとして探究活動を行ってきました。
 今回の中間発表は、9月に講演してくださった前橋市役所職員の方にもご参観いただき指導講評を頂きました。
 今回選出された代表者は、1月に行われる中東毛地区総合学科学習成果発表会において発表します。

  

香港の学校とのオンライン学校交流

 12月2日(金)英語研究部が香港の学校(寧波第二中学)とオンラインによる交流を行いました。
 グループに分かれ、自己紹介の後、食文化と学校生活について話しました。
オンラインによる交流は初めてでしたが、充実した時間を過ごすことができました。

 

<生徒の感想>

   外国の生徒とオンラインで交流する機会は初めてで、大変よい経験になった。香港の生徒と文化を教え合ったり、学校生活について話し合え、充実した交流になった。英語を聞き取るのは難しかったが、間違いを恐れずに積極的に話せることができてよかった。

 今まで海外の文化について学ぶことが少なく、知識があまりなかったが、今回の交流を通して文化を知ることは面白いことでまた大切なことだと知った。

がん教育 講演会

11月30日(水)のLHR時に一年生を対象に、緩和ケア萬田診療所の萬田緑平先生をお迎えして講演会を開催しました。テーマは「最期まで目一杯生きる」で、萬田先生が緩和ケア医として患者さんと向き合ってきた経験をもとに、最期の瞬間まで自分らしくあることの意味や大切さを語っていただきました。萬田先生の「生」へのまなざしに触れ、多くの生徒が心動かされた様子でした。

 

<生徒の感想>(抜粋)

 今回の映像や写真を見てとても不愉快な気持ちになった。なぜなら、死というものから目をそらしたい自分がいるからだ。今の自分には死ぬことが嫌なことになっている。でも人間は必ず死ぬ。これを受け入れなければいけない時が来る。でもやっぱり今の自分には受けいれることができない。この複雑な気持ちも自分を不快な気持ちにさせている。 今回の講義で一つ決めたことがある。それは親に好きな生き方をしてもらうことだ。自分は親が好きだからこの講義を聞いていなければ親を無理矢理でも長生きさせていた。なぜなら少しでも長く一緒にいたいから。でも、親がそれを望んでいないなら、僕は親の気持ちを尊重したい。なぜなら、死に方を選ばせて、その生き方に寄り添うことも一つの親孝行だと思うから。

 人が亡くなってしまうこと、死生観について考えました。自分の身内や友達が亡くなってしまうことなんて考えたこともなかったし考えることにも目を背けたい気持ちになりました。しかし出会いと別れがあるようにいつか必ず別れのときがきてしまうと先生も言っていたので毎日後悔のないように生活していきたいと思います。また、先生の言っていたように人生の最後は自分のやりたいこと、したいことをさせる、するということは家族にとっても本人にとってもいいことなのかなと思いました。

 反抗期、とか言っている場合ではないなと思った。毎日感謝を伝えることができなければいつか後悔するなと感じた。若いうちに病気になって寿命が短いとしても、その人の人生はその人の人生で、自分の望むような生き方をすることが今元気な私達にとっての使命なのかもしれないと思った。私が感じたことなのだが、死は怖いという言葉を聞いたり、言ったりするがそれは、心臓が止まることが怖いのではなく、死が近づいて苦しい日々を過ごすのが怖いのではないかと思った。多くの人が治療をして少しでも延命をするという選択を取るから、それが固定概念として怖いこと、になってしまっているかもしれないと思った。患者ではない人のエゴで患者の人生のシナリオを作ってしまうのはいい意味で捉えれば、それだけ愛されているということになるが、悪い意味で捉えれば、人権の侵害だと感じた。人はいつ死んでしまうかはわからないから自分が後悔しないように過ごそうと思った。もし自分の大切な人があのような状況になったら、その人の意思を聞き、尊重し、感謝の言葉や、ねぎらいの言葉をかけようと思った。本人と自分のために。

  私はお話を聞いていくうちに、『死に方』は『生き方』なんだなと思いました。お話で聞かせていただいた方たちの『自分を貫き、やりたいことをやる』という姿がとても素晴らしく感じました。今までの自分の考えは身近な人のことを絶対に助けてほしい、少しでも生きていてほしいというものでしたが、身近な人に残された時間が少ないと宣告されたとき、生きていてほしいという私の意思より身近な人が思う残りの人生設計を尊重しようと思うきっかけになりました。それと同時に今後必ずある『別れ』で後悔のないように日頃から感謝や他愛ない会話を大切にして過ごそうと思います。